宮城野萩の校章

東北大鬼城句会例会記録ⅩⅡ

村 上 谿 聲 主 宰 の 同 窓 句 会 例 会

このページは第112回('24/1)から現在までの最新の記録です。
(2024年1月、例会記録ⅩⅠを分割、本ページを作成)

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これ以前の例会記録

 
例会記録Ⅰ第 1~ 9回('05/ 7~'06/11)
例会記録Ⅶ第61~69回('15/ 7~'16/11)
例会記録Ⅱ第10~20回('07/ 1~'08/ 9)
例会記録Ⅷ第70~78回('17/ 1~'18/ 5)
例会記録Ⅲ第21~30回('08/11~'10/ 5)
例会記録Ⅸ第79~87回('18/ 7~'19/11)
例会記録Ⅳ第31~40回('10/ 7~'12/ 1)
例会記録Ⅹ第88~99回('20/ 1~'21/11)
例会記録Ⅴ第41~51回('12/ 3~'13/11)
例会記録ⅩⅠ第100~112回('22/ 1~23/11)
例会記録Ⅵ第52~60回('14/ 1~'15/ 5)


誤字、表記違いあるいは作者名の誤り等に気づかれましたらお知らせください。


お断り: ブラウザはMicrosoft Edgeを想定しています。Firefox や Google Chrome 等では、指定フォントが変わったり背景の色が出なかったり、また、ルビや表など形式が崩れるところ等があります。



  
鈴木蓮囲池選(場外)下記の句の作者が未詳です。
お気づきの方はお申し出でください。
若鮎の瀬頭叩き上り初む 2014年5月23日 第54回句会
  (於:鬼城草庵)
浮き浮きと人も芽吹きぬ縄のれん  2014年3月28日 第53回句会



きゅうり

第127回句会  

2026年7月24(金)(予定)
兼 題:涼風・サングラス・「体」(要季語)。当季雑詠。

当日句会への出欠に拘らず、事前に全員5句提出(玄舟さん宛メールで)
出句期限:7月17日(金)迄にお送りください。



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花菖蒲


第126回句会  

2026年5月22日
兼 題:青時雨・花蜜柑・「町(街)」(要季語)。当季雑詠。

工事中

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。(次回以降一人ずつ繰り下げます)

☆ お気づきの点がありましたらご連絡ください ☆


印は特選に選ばれた作品です。
特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<奥山游悦 選>
老いはみな同じ天命新茶汲む  如雨
来し方を偲ぶ夕べや麦の飯玄舟
遠山に虹の片足青時雨如雨
生きてゐる実感で干す生ビール如雨
街角を曲がれば匂ふ花蜜柑茂睡

<平山越庵 選>
遠山に虹の片足青時雨 如雨
蒼穹へ一指し舞ひて余花逝きぬ玄舟
丘の上茶畑越しに海光る三甫
青時雨濡れる石山文机山茶
雷神が先駆けをして夏来たる茂睡

<三浦三甫 選>
四阿に先客ふたり青時雨 如雨
遠山に虹の片足青時雨如雨
駈け寄りてどの子も跳ねる枝垂れ藤山茶
軒先を借りて眺むる青時雨玄舟
潮風と香り競うて花蜜柑如雨

<小野澤山茶 選>
万緑や元寇防衛学ぶ寺 越庵
街角に皐月の風を楽しめり三甫
夏立ちぬ去年より寒し我が身かな茂睡
よきことを語らふ座敷青時雨越庵
老いはみな同じ天命新茶汲む如雨

<岩渕如雨 選>
町家の天窓からの立夏かな 越庵
蒼穹へ一指し舞ひて余花逝きぬ玄舟
帰省子や胸もふくらむ街明り玄舟
駈け寄りてどの子も跳ねる枝垂れ藤山茶
よきことを語らふ座敷青時雨越庵

<大立目茂睡 選>
駈け寄りてどの子も跳ねる枝垂れ藤 山茶
遠山に虹の片足青時雨如雨
一山のまるごと香る花蜜柑游悦
をちこちに新緑ありて城下町游悦
よきことを語らふ座敷青時雨越庵

<白石玄舟 選>
をちこちに新緑ありて城下町 游悦
遠山に虹の片足青時雨如雨
街角に皐月の風を楽しめり三甫
生きてゐる実感で干す生ビール如雨
潮風と香り競うて花蜜柑如雨



<高点句再掲>
5点 遠山に虹の片足青時雨 如雨
3点 駈け寄りてどの子も跳ねる枝垂れ藤 山茶
3点 よきことを語らふ座敷青時雨越庵
2点 をちこちに新緑ありて城下町 游悦
2点 老いはみな同じ天命新茶汲む 如雨
2点 街角に皐月の風を楽しめり三甫
2点 蒼穹へ一指し舞ひて余花逝きぬ玄舟
2点 生きてゐる実感で干す生ビール如雨
2点 潮風と香り競うて花蜜柑如雨
1点 町家の天窓からの立夏かな 越庵
1点 四阿に先客ふたり青時雨 如雨
1点 万緑や元寇防衛学ぶ寺 越庵
    他の1点句 ‥ 9句

※ 出句者が少なくなりましたので特選1点句も再掲しています。


印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)

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さくら一輪イラスト

第125回句会  

2026年3月27日
兼 題:逃水・新社員・「流」(要季語)。当季雑詠。

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。(次回以降一人ずつ繰り下げます)

☆ お気づきの点がありましたらご連絡ください ☆


印は特選に選ばれた作品です。
特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<平山越庵 選>
蜃気楼固い頭は富山湾  三甫
逃水や女神の髪を掴みかね玄舟
地面まで束の間の舞花の塵如雨
話また病にもどり冴返る如雨
雨のたび田の膨れゆく春の里游悦

<白石玄舟 選>
地面まで束の間の舞花の塵 如雨
逃水を追ひゆく如し記憶繰る茂睡
水流る風も流るる春光る茂睡
話また病にもどり冴返る如雨
日経を開くは誇り新社員如雨

<三浦三甫 選>
海超えて白き富士見ゆ春霞 山茶
場所取りの莚に寝入る新社員玄舟
花筏流れもあへずたゆたへり茂睡
水流る風も流るる春光る茂睡
春の野に紅の風呂敷松花堂游悦

<小野澤山茶 選>
逃水や女神の髪を掴みかね 玄舟
世の難儀胡蝶の夢に浸る庭越庵
花筏流れもあへずたゆたへり茂睡
話また病にもどり冴返る如雨
蜃気楼固い頭は富山湾三甫

<岩渕如雨 選>
逃水や女神の髪を掴みかね 玄舟
春夕焼け富士は台形なして立つ三甫
花筏流れもあへずたゆたへり茂睡
雛の軸孫は海外妻浄土越庵
春の野に紅の風呂敷松花堂游悦

<大立目茂睡 選>
雨のたび田の膨れゆく春の里 游悦
傘寿から米寿への坂春燈如雨
山桜色装いし無きぞ良き山茶
場所取りの筵に寝入る新社員玄舟
話また病にもどり冴返る如雨

<奥山游悦 選>
話また病にもどり冴返る 如雨
逃水を追ひゆく如し記憶繰る茂睡
場所取りの莚に寝入る新社員玄舟
地面まで束の間の舞花の塵如雨
笹舟の流るる果ては春の海玄舟



<高点句再掲>
5点 話また病にもどり冴返る 如雨
3点 逃水や女神の髪を掴みかね ☆ ☆玄舟
3点 地面まで束の間の舞花の塵 如雨
3点 場所取りの莚に寝入る新社員玄舟
3点 花筏流れもあへずたゆたへり茂睡
2点 雨のたび田の膨れゆく春の里 游悦
2点 蜃気楼固い頭は富山湾 三甫
2点 逃水を追ひゆく如し記憶繰る茂睡
2点 水流る風も流るる春光る茂睡
2点 春の野に紅の風呂敷松花堂游悦
1点 海超えて白き富士見ゆ春霞 山茶
    他の1点句 ‥ 7句

※ 出句者が少なくなりましたので特選1点句も再掲しています。


印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)

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福だるま


第124回句会  

2026年1月23日
兼 題:寒見舞・熱燗・「技」(要季語)。当季雑詠。

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。(次回以降一人ずつ繰り下げます)


印は特選に選ばれた作品です。
特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<白石玄舟 選>
鰭酒の二杯目辞する年齢ながら 如雨
寒見舞身体の愚痴をこぼし合う山茶
熱燗や返らぬ日々の流行歌(はやりうた)游悦
熱燗やあと一本は大徳利如雨
自然てふ匠の余技や帰り花如雨

<三浦三甫 選>
大空へ技鮮やかに梯子乗り 玄舟
直筆の書状胸打つ寒見舞游悦
ひもじさに冬眠できぬくま哀れ山茶
水仙の微笑み返す日差しかな玄舟
丙午男女問わぬぞ生まれ来よ茂睡

<小野澤山茶 選>
自然てふ匠の余技や帰り花 如雨
大空へ技鮮やかに梯子乗り玄舟
熱燗は何れ劣らぬ和洋中茂睡
ドンロー主義抗する義憤燗熱し越庵
熱燗や往きし昔を呼起こす玄舟

<岩渕如雨 選>
熱燗や返らぬ日々の流行歌 游悦
大空へ技鮮やかに梯子乗り玄舟
年賀状仕舞いを兼ねて寒見舞い茂睡
土の上なお美しき寒椿山茶
新春に梯子に片手技競ふ三甫

<大立目茂睡 選>
熱燗や返らぬ日々の流行歌 游悦
熱燗をひとり頂く夜の静寂山茶
熱燗や止り木の奥繭の中如雨
土の上なお美しき寒椿山茶
自然てふ匠の余技や帰り花如雨

<奥山游悦 選>
鍛金師わざの奥行日脚伸ぶ 越庵
昆布締めや故郷からの寒見舞越庵
ひもじさに冬眠できぬくま哀れ山茶
かぶら寿司一品添えてハレ御膳越庵
自然てふ匠の余技や帰り花如雨

<平山越庵 選>
老翁の速む狭き歩寒に入る 如雨
熱燗や止り木の奥繭の中如雨
自然てふ匠の余技や帰り花如雨
初春や冴える切れ味砥ぎの技山茶
丙午男女問わぬぞ生まれ来よ茂睡



<高点句再掲>
5点 自然てふ匠の余技や帰り花 如雨
3点 熱燗や返らぬ日々の流行歌(はやりうた) ☆☆游悦
3点 大空へ技鮮やかに梯子乗り 玄舟
2点 ひもじさに冬眠できぬくま哀れ山茶
2点 熱燗や止り木の奥繭の中如雨
2点 土の上なお美しき寒椿山茶
2点 丙午男女問わぬぞ生まれ来よ茂睡
1点 老翁の速む狭き歩寒に入る 如雨
1点 鰭酒の二杯目辞する年齢ながら 如雨
1点 鍛金師わざの奥行日脚伸ぶ 越庵
    他の1点句 ‥13句

※ 出句者が少なくなりましたので特選1点句も再掲しています。


印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)

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第123回句会  

2025年11月27(木)
兼 題:初氷・一茶忌・「道」(要季語)。当季雑詠。


会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。(次回以降一人ずつ繰り下げます)


印は特選に選ばれた作品です。
特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<三浦三甫 選>
冠雪の富士蒼穹に玲瓏と 茂睡
朝明けや岸辺に光る初氷游悦
隠れんぼ一人残され一茶の忌游悦
小春日や辿る斑鳩歴史道玄舟
寒雷や全天目覚む日本海如雨

<小野澤山茶 選>
隠れんぼ一人残され一茶の忌 游悦
介護士の謎かけ応ふ一茶の忌越庵
軒雀愛しからずや一茶の忌如雨
小春日や辿る斑鳩歴史道玄舟
小夜時雨名残は明けの初氷茂睡

<岩渕如雨 選>
隠れんぼ一人残され一茶の忌 游悦
朝明けや岸辺に光る初氷游悦
小春日や辿る斑鳩歴史道玄舟
亡友の慈を語り継がばや照紅葉越庵
冬ざれや古刹の庭の通り雨玄舟

<大立目茂睡 選>
冬木立そこから先は風の道 游悦
小春日や辿る斑鳩歴史道玄舟
冬ざれや古刹の庭の通り雨玄舟
首都高の灯の連なりや夕時雨游悦
忌はしき映像しきりはや師走如雨

<奥山游悦 選>
冬ざれや古刹の庭の通り雨 玄舟
我が秋思あのときのあのわかれ道茂睡
小春日や辿る斑鳩歴史道玄舟
寄る店の閉ぢし新宿酉の市如雨
地図開き辿る思ひ出冬灯り玄舟

<平山越庵 選>
冬木立そこから先は風の道 游悦
往きし友みな懐かしき一茶の忌茂睡
小夜時雨名残は明けの初氷茂睡
寒雷や全天目覚む日本海如雨
忌はしき映像しきりはや師走如雨

<白石玄舟 選>
我が秋思あのときのあのわかれ道 茂睡
往きし友みな懐かしき一茶の忌茂睡
遠き日よ遊び砕きし初氷山茶
冬木立そこから先は風の道游悦
忌はしき映像しきりはや師走如雨



<高点句再掲>
5点 小春日や辿る斑鳩歴史道玄舟
3点 隠れんぼ一人残され一茶の忌 游悦
3点 冬木立そこから先は風の道 游悦
3点 冬ざれや古刹の庭の通り雨 玄舟
3点 忌はしき映像しきりはや師走如雨
2点 我が秋思あのときのあのわかれ道 茂睡
2点 往きし友みな懐かしき一茶の忌茂睡
2点 朝明けや岸辺に光る初氷游悦
2点 小夜時雨名残は明けの初氷茂睡
2点 寒雷や全天目覚む日本海如雨
1点 冠雪の富士蒼穹に玲瓏と 茂睡
    他の1点句 ‥‥7句

※ 出句者が少なくなりましたので特選1点句も再掲しています。


印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)

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案山子3



第122回句会  

2025年9月26日
兼 題:秋の声・新蕎麦・「明」(要季語)。当季雑詠。

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。(次回以降一人ずつ繰り下げます)


印は特選に選ばれた作品です。
特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<小野澤山茶 選>
秋の声なにに隠れてまあだだよ  如雨
漁火のひとつ明るき秋の夜茂睡
けもの等も実り少なき秋愁ふ玄舟
総裁選何処へ行くか秋の声三甫
友の打つ新蕎麦に酌む郷の酒如雨

<岩渕如雨 選>
磯に立つ白き灯台秋の声 游悦
舘覆ひ明治を語る蔦かづら玄舟
天と地に遠くなり行く秋の声三甫
漁火のひとつ明るき秋の夜茂睡
新米はまず塩むすび朝厨游悦

<大立目茂睡 選>
秋の声なにに隠れてまあだだよ 如雨
重き名の句会つなぎて鬼城の忌如雨
愛宕山やしろ包みて秋の声山茶
なよ竹の吐息微かに秋の声玄舟
月食の満つればやみぬ虫の声如雨

<奥山游悦 選>
重き名の句会つなぎて鬼城の忌 如雨
衰へし六根清浄秋の声茂睡
舘覆ひ明治を語る蔦かづら玄舟
新蕎麦や老舗の柱黒々と山茶
なよ竹の吐息微かに秋の声玄舟

<平山越庵 選>
重き名の句会つなぎて鬼城の忌 如雨
待たせるが良いなと亭主走り蕎麦茂睡
老いてなほ明鏡止水菊の酒三甫
衰へし六根清浄秋の声茂睡
月食の満つればやみぬ虫の声如雨

<白石玄舟 選>
友の打つ新蕎麦に酌む郷の酒 如雨
愛宕山やしろ包みて秋の声山茶
老いてなほ明鏡止水菊の酒三甫
漁火のひとつ明るき秋の夜 茂睡
新米はまず塩むすび朝厨游悦

<三浦三甫 選>
集ふ顔どれも明るく芋煮会 游悦
待たせるが良いなと亭主走り蕎麦茂睡
秋の声なにに隠れてまあだだよ如雨
月食の満つればやみぬ虫の声如雨
両国に秋場所あれど秋何処茂睡



<高点句再掲>
3点 重き名の句会つなぎて鬼城の忌 ☆ ☆如雨
3点 秋の声なにに隠れてまあだだよ ☆ ☆如雨
3点 漁火のひとつ明るき秋の夜 茂睡
3点 月食の満つればやみぬ虫の声如雨
2点 友の打つ新蕎麦に酌む郷の酒 如雨
2点 待たせるが良いなと亭主走り蕎麦茂睡
2点 愛宕山やしろ包みて秋の声山茶
2点 老いてなほ明鏡止水菊の酒三甫
2点 衰へし六根清浄秋の声茂睡
2点 舘覆ひ明治を語る蔦かづら玄舟
2点 なよ竹の吐息微かに秋の声玄舟
2点 新米はまず塩むすび朝厨游悦
1点 磯に立つ白き灯台秋の声 游悦
1点 集ふ顔どれも明るく芋煮会 游悦
    他の1点句 ‥‥5句

※ 出句者が少なくなりましたので特選1点句も再掲しています。


印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)

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きゅうり

第121回句会20周年句会 

2025年7月25日
兼 題:端居・夏の蝶・「開」(要季語)、当季雑詠。

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。(次回以降一人ずつ繰り下げます)


印は特選に選ばれた作品です。
特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<岩渕如雨 選>
空耳も浄土の便り端居かな 越庵
向日葵の真中介護の送迎車越庵
合戦の在りし野原を夏の蝶游悦
夏の蝶観音道の案内かな越庵
過ぎしことみな懐かしき老端居山茶

<大立目茂睡 選>
素足から一と日始まる余生かな  游悦
夏の蝶観音道の案内かな越庵
空耳も浄土の便り端居かな越庵
過ぎしことみな懐かしき老端居山茶
蔭多き寺庭を選りて夏の蝶如雨

<奥山游悦 選>
遠き日の姿まざまざ白絣 玄舟
悠々と樹間ゆくのは黒揚羽三甫
夏の蝶観音道の案内かな越庵
過ぎしことみな懐かしき老端居山茶
蔭多き寺庭を選りて夏の蝶如雨

<平山越庵 選>
命呑む蓋も同時に海山開く 茂睡
蜜求め舞ひ一途なり夏の蝶玄舟
素足から一と日始まる余生かな游悦
杜鵑聞くも嬉しや終の家茂睡
過ぎしことみな懐かしき老端居山茶

<白石玄舟 選>
端居して過ぎし昭和に戻りけり 游悦
合戦の在りし野原を夏の蝶游悦
夏の蝶観音道の案内かな越庵
過ぎしことみな懐かしき老端居山茶
蔭多き寺庭を選りて夏の蝶如雨

<三浦三甫 選>
隣人と政談も出る夕端居 玄舟
合戦の在りし野原を夏の蝶游悦
運開く桃花の先に笠の富士山茶
過ぎしことみな懐かしき老端居山茶
古里へ寄れば青田のお出迎へ玄舟

<小野澤山茶 選>
端居して過ぎし昭和に戻りけり 游悦
早起きし涼風求め窓開ける三甫
合戦の在りし野原を夏の蝶游悦
海開き津波の悪夢打ち消して游悦
蔭多き寺庭を選りて夏の蝶如雨



<高点句再掲>
6点 過ぎしことみな懐かしき老端居山茶
4点 合戦の在りし野原を夏の蝶游悦
4点 夏の蝶観音道の案内かな越庵
4点 蔭多き寺庭を選りて夏の蝶如雨
2点 端居して過ぎし昭和に戻りけり ☆ ☆游悦
2点 素足から一と日始まる余生かな 游悦
2点 空耳も浄土の便り端居かな 越庵
1点 隣人と政談も出る夕端居 玄舟
1点 命呑む蓋も同時に海山開く 茂睡
1点 遠き日の姿まざまざ白絣 玄舟
    他の1点句 ‥‥8句

※ 出句者が少なくなりましたので特選1点句も再掲しています。


印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)

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花菖蒲


第120回句会  

2025年5月23日
兼 題:夏隣・新茶・「里」(要季語)。当季雑詠。


☆‥‥ 今回から小野澤山茶(さんさ)(峯蔵)さんが会員に加わりました ‥‥☆

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。(次回以降一人ずつ繰り下げます)


印は特選に選ばれた作品です。
特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<大立目茂睡 選>
空碧しさ緑ひかり山露天  三甫
不景気に生きる本屋の夏隣山茶
刀自ありし館の里やあいの風越庵
ふる里に帰りて嬉し植田かな游悦
里帰る人影まばらどどめ食む山茶

<奥山游悦 選>
帷洩る朝の光や夏近し 茂睡
旧友の新茶に添へし里便り玄舟
夏めくや時どき揃ふ笛の音如雨
刀自ありし館の里やあいの風越庵
登り来て心も満たす岩清水玄舟

<平山越庵 選>
夏めくも脅す雨雲雷ひとつ 如雨
夏めくや時どき揃ふ笛の音如雨
海望みそろいの被り新茶摘み三甫
新玉がありて要るもの他になし茂睡
青田風二の腕まくる余生かな游悦

<白石玄舟 選>
新茶汲む来し方語る里言葉 如雨
憂きことも忘れ新茶の香に浸る游悦
夏めくや時どき揃ふ笛の音如雨
みちのくはどこもふる里大青田如雨
初夏の香をリュックに詰めて尾根を行く游悦

<小野澤山茶 選>
皮黒く高きを競ふ今年竹 越庵
きびきびと白衣のナース夏隣游悦
帷洩る朝の光や夏近し茂睡
登り来て心も満たす岩清水玄舟
新茶汲む来し方語る里言葉如雨

<三浦三甫 選>
百万の生命の気炎草いきれ 如雨
藤棚やみどり濃くなり夏隣山茶
宵宮や彩る子等の里歌舞伎玄舟
朝採りのトマトと交はす笑顔かな玄舟
国からの新茶の便り友元気玄舟

<岩渕如雨 選>
刀自ありし館の里やあいの風 越庵
宵宮や彩る子等の里歌舞伎玄舟
不景気に生きる本屋の夏隣山茶
故人へと金谷の新茶届きけり越庵
菖蒲湯や老の弛みを揺らしけり茂睡




<高点句再掲>
3点 刀自ありし館の里やあいの風 越庵
3点 夏めくや時どき揃ふ笛の音如雨
2点 帷洩る朝の光や夏近し 茂睡
2点 新茶汲む来し方語る里言葉 如雨
2点 宵宮や彩る子等の里歌舞伎玄舟
2点 不景気に生きる本屋の夏隣山茶
2点 登り来て心も満たす岩清水玄舟
1点 百万の生命の気炎草いきれ 如雨
1点 夏めくも脅す雨雲雷ひとつ 如雨
1点 皮黒く高きを競ふ今年竹 越庵
1点 空碧しさ緑ひかり山露天 三甫
    他の1点句 ‥15句

※ 出句者が少なくなりましたので特選1点句も再掲しています。


印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)

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第119回句会

2025年3月28日
兼 題:風光る・青き踏む・「野」(要季語)、当季雑詠。br>

☆‥‥ 今回、まずは客人として、小野澤峯蔵さんが参加されました ‥‥☆

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。(次回以降一人ずつ繰り下げます)


印は特選に選ばれた作品です。
特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<奥山游悦 選>
火は山を這ひ海暗く春寒し 如雨
扇状地赤き橋より青き踏む越庵
ルノワールのふっくら乙女風光る茂睡
東西の寺名語りて桜餅越庵
年齢(とし)すこし振り落すごと青き踏む如雨

<平山越庵 選>
人力は無力山火事雨頼み 茂睡
菜を洗ふ井戸水あふれ風光る游悦
冬の朝野良が這ひ出る車下茂睡
即効の一献()せり花の冷え如雨
年齢すこし振り落すごと青き踏む如雨

<白石玄舟 選>
年齢すこし振り落すごと青き踏む 如雨
菜を洗ふ井戸水あふれ風光る游悦
火は山を這ひ海暗く春寒し如雨
即効の一献欲せり花の冷え如雨
地震(ない)の子の声くぐもりて卒業歌游悦

<三浦三甫 選>
碧眼も交じる車座花筵  游悦
ウクライナ出身力士に風光る越庵
火は山を這ひ海暗く春寒し如雨
癒えしこと確かめたくて青き踏む游悦
未来への道それぞれに卒業す玄舟

<岩渕如雨 選>
東西の寺名語りて桜餅 越庵
癒えしこと確かめたくて青き踏む游悦
地震の子の声くぐもりて卒業歌游悦
尋めゆきて一日の幸や花辛夷越庵
碧眼も交じる車座花筵游悦

<大立目茂睡 選>
即効の一献()せり花の冷え 如雨
火は山を這ひ海暗く春寒し如雨
老成に遠き道程青き踏む如雨
尋めゆきて一日の幸や花辛夷越庵
東西の寺名語りて桜餅越庵


☆ 客 人 選 紹 介 ☆

<小野澤峯蔵 選>
東西の寺名語りて桜餅 越庵
人力は無力山火事雨頼み茂睡
癒えしこと確かめたくて青き踏む游悦
耕しの原野に眠る屯田兵游悦
碧眼も交じる車座花筵游悦




<高点句再掲>
4点 火は山を這ひ海暗く春寒し 如雨
3点 即効の一献欲せり花の冷え 如雨
3点 東西の寺名語りて桜餅 越庵
3点 年齢すこし振り落すごと青き踏む 如雨
2点 碧眼も交じる車座花筵 游悦
2点 菜を洗ふ井戸水あふれ風光る游悦
2点 癒えしこと確かめたくて青き踏む游悦
2点 地震の子の声くぐもりて卒業歌游悦
2点 尋めゆきて一日の幸や花辛夷越庵
1点 人力は無力山火事雨頼み 茂睡
    他の1点句 ‥‥6句

※ 出句者が少なくなりましたので特選1点句も再掲しています。



印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)
互選数に客人選は含みません。

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福だるま


第118回句会

2025年1月24日
兼 題:冬麗・日向ぼこ・「気」(要季語)、当季雑詠。

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。(次回以降一人ずつ繰り下げます)


印は特選に選ばれた作品です。
特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<平山越庵 選>
不確かな余生持ち寄り初句会 游悦
冬麗の富士日の本は平和なり茂睡
冬うらら葉を留む木々競り合うて如雨
狛犬の阿の音漠と冬うらら如雨
蟹歩きして奥の席おでん酒如雨

<白石玄舟 選>
余生には気負ひは要らず去年今年 游悦
忍び寄る老いとの戦冬うらら越庵
五臓六腑営み健気寒に入る如雨
蟹歩きして奥の席おでん酒如雨
不確かな余生持ち寄り初句会游悦

<三浦三甫 選>
蟹歩きして奥の席おでん酒 如雨
少年の手話の笑顔や冬うらら游悦
五臓六腑営み健気寒に入る如雨
目覚むれば八十路半ばの初明かり玄舟
過ぎし日の七草粥や母の笑み玄舟

<岩渕如雨 選>
不確かな余生持ち寄り初句会 游悦
思ひ出は父に抱つこの日向ぼこ玄舟
少年の手話の笑顔や冬うらら游悦
余生には気負ひは要らず去年今年游悦
弁天の微笑みおりて初参り三甫

<大立目茂睡 選>
不確かな余生持ち寄り初句会 游悦
浄土との縁ふかまる日向ぼこ越庵
余生には気負ひは要らず去年今年游悦
去年今年空気を読まぬ歳となり玄舟
坊守の気配り上手に餅ぜんざい越庵

<奥山游悦 選>
蟹歩きして奥の席おでん酒 如雨
忍び寄る老いとの戦冬うらら越庵
五臓六腑営み健気寒に入る如雨
浄土との縁ふかまる日向ぼこ越庵
狛犬の阿の音漠と冬うらら如雨




<高点句再掲>
4点 不確かな余生持ち寄り初句会 ☆☆☆游悦
4点 蟹歩きして奥の席おでん酒 ☆☆如雨
3点 余生には気負ひは要らず去年今年 游悦
3点 五臓六腑営み健気寒に入る如雨
2点 忍び寄る老いとの戦冬うらら 越庵
2点 少年の手話の笑顔や冬うらら游悦
2点 浄土との縁ふかまる日向ぼこ越庵
2点 狛犬の阿の音漠と冬うらら如雨
    他の1点句 ‥‥ 8句




印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)
互選数に場外選は含みません。

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第117回句会

2024年11月29日
兼 題:酉の市・帰り花・「時」(要季語)、当季雑詠

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。(次回以降一人ずつ繰り下げます)


印は特選に選ばれた作品です。
特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<白石玄舟 選>
夢あまた吸ひて小春の古枕 如雨
大鷲の氏子は休暇酉の市越庵
帰り花時空を越えし命かな游悦
刈込みし枝に(つぼ)める帰り花如雨
時を告ぐ鐘の音淋し秋夕焼三甫

<三浦三甫 選>
夢あまた吸ひて小春の古枕 如雨
大時計誉めて飛雪の宿りかな如雨
鍋つつき幸せ掬ふ寒夜かな玄舟
登り来し丘に一樹の帰り花玄舟
繋ぐ手の温み懐かし酉の市玄舟

<岩渕如雨 選>
帰り花還相回向(げんそうえこう)の浄土より 越庵
帰り花時空を越えし命かな游悦
鍋つつき幸せ掬ふ寒夜かな玄舟
繋ぐ手の温み懐かし酉の市玄舟
石榴割れ煉獄の色垣間見る越庵

<大立目茂睡 選>
雑多なる色と匂ひの酉の市 游悦
帰り花時空を越えし命かな游悦
鍋つつき幸せ掬ふ寒夜かな玄舟
ただ沖を眺むるだけの秋の浜游悦
落葉掃く音に安らふ苫屋かな游悦

<奥山游悦 選>
銀杏散る時を合わせて朝陽差す 茂睡
立冬に凩一号吹きにけり茂睡
白富士と黒き丹沢秋深む三甫
ゴミ出して二度寝を決める朝時雨茂睡
繋ぐ手の温み懐かし酉の市玄舟

<平山越庵 選>
ゴミ出して二度寝を決める朝時雨 茂睡
雑多なる色と匂ひの酉の市游悦
夢あまた吸ひて小春の古枕如雨
夜たわわ朝は裸の実千両玄舟
何時ぞやの夢寒林に捨てにゆく如雨





<高点句再掲>
3点 夢あまた吸ひて小春の古枕 ☆☆如雨
3点 帰り花時空を越えし命かな游悦
3点 鍋つつき幸せ掬ふ寒夜かな玄舟
3点 繋ぐ手の温み懐かし酉の市玄舟
2点 雑多なる色と匂ひの酉の市 游悦
2点 ゴミ出して二度寝を決める朝時雨 茂睡
1点 帰り花還相回向の浄土より 越庵
1点 銀杏散る時を合わせて朝陽差す 茂睡
    他の1点句 ‥‥12句

※ 出句者が少なくなりましたので特選1点句も再掲しています。



印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)
互選数に場外選は含みません。

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案山子3



第116回句会

2024年9月27日
兼 題:月見・竹の春・「安」(要季語)、当季雑詠

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。(次回以降一人ずつ繰り下げます)


印は特選に選ばれた作品です。
特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<三浦三甫 選>
白雲の添ひて隠さず今日の月 如雨
大空に安らふ富士や野分去る茂睡
安らけき旅路寿ぐ鰯雲玄舟
十指もて匂ふ新米掬ひ上げ游悦
仲秋や暦通りが恋しくて茂睡

<岩渕如雨 選>
病して眺めた三月百日紅 越庵
笑み浮べ眠る幼子竹の春玄舟
曼珠沙華一面の先浄土かな越庵
十指もて匂ふ新米掬ひ上げ游悦
生かされて遺句集を読む夜長かな游悦

<大立目茂睡 選>
病して眺めた三月百日紅 越庵
老いふたり思ひ思ひの月見かな玄舟
道ひとり(そら)にみちづれ月見かな如雨
竹の春いずこに行きし雀らは三甫
みちのくの蝶ふらふらと竹の春如雨

<奥山游悦 選>
老いふたり思ひ思ひの月見かな 玄舟
秋晴れや棚田の実り黄金色三甫
笑み浮べ眠る幼子竹の春玄舟
安らけき旅路寿ぐ鰯雲玄舟
病して眺めた三月百日紅越庵

<平山越庵 選>
友亡くてけふの月見る鬼城の忌 如雨
今宵だけ畳の上の月見かな游悦
十指もて匂ふ新米掬ひ上げ游悦
竹の春いずこに行きし雀らは三甫
小鳥来る疾く目覚めよと声高く玄舟

<白石玄舟 選>
道ひとり(そら)にみちづれ月見かな  如雨
大空に安らふ富士や野分去る茂睡
十指もて匂ふ新米掬ひ上げ游悦
生かされて遺句集を読む夜長かな游悦
みちのくの蝶ふらふらと竹の春如雨




<高点句再掲>
4点 十指もて匂ふ新米掬ひ上げ游悦
3点 病して眺めた三月百日紅 ☆☆越庵
2点 老いふたり思ひ思ひの月見かな 玄舟
2点 道ひとり(そら)にみちづれ月見かな 如雨
2点 大空に安らふ富士や野分去る茂睡
2点 笑み浮べ眠る幼子竹の春玄舟
2点 安らけき旅路寿ぐ鰯雲玄舟
2点 竹の春いずこに行きし雀らは三甫
2点 生かされて遺句集を読む夜長かな游悦
2点 みちのくの蝶ふらふらと竹の春如雨
1点 白雲の添ひて隠さず今日の月 如雨
1点 友亡くてけふの月見る鬼城の忌 如雨
    他の1点句 ‥‥ 5句

※ 出句者が少なくなりましたので特選1点句も再掲しています。



印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)
互選数に場外選は含みません。

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きゅうり

第115回句会

2024年7月19日
兼 題:夏の果・夕顔・「客」(要季語)。当季雑詠。

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。(次回以降一人ずつ繰り下げます)


印は特選に選ばれた作品です。
特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<岩渕如雨 選>
庭の隅ビー玉ひとつ夏の果 茂睡
夏深し尻のみ白き湯屋の客茂睡
夕顔の寂しさ霊に語り掛け越庵
帰省子の部屋に来る母幾たびも游悦
宿題が済まぬ夢見し夏の果玄舟

<大立目茂睡 選>
病床の子の笑み健気夏の宵 玄舟
ひと雨を願へど遠き雲の峯如雨
客誘ふ程よき風の風鈴市如雨
宿題が済まぬ夢見し夏の果玄舟
浜木綿の光れる道を客となり越庵

<奥山游悦 選>
朝顔や昭和百年近づけり 三甫
夕顔の寂しさ霊に語り掛け越庵
客誘ふ程よき風の風鈴市如雨
はらからと会はず三年夏深し茂睡
浜木綿の光れる道を客となり越庵

<平山越庵 選>
喘ぎあへぎ干支七度目の夏終る 如雨
論客も顔やはらげる団扇風游悦
ひと雨を願へど遠き雲の峯如雨
帰省子の部屋に来る母幾たびも游悦
緑陰を離れたがらぬ老ふたり游悦

<白石玄舟 選>
喘ぎあへぎ干支七度目の夏終る 如雨
バス停に海の匂ひや夏の果游悦
夕顔の寂しさ霊に語り掛け越庵
朝顔や昭和百年近づけり三甫
はらからと会はず三年夏深し茂睡

<三浦三甫 選>
一万歩終へて褒美のビールかな 玄舟
風音を客かと覚ゆ夏夕べ如雨
論客も顔やはらげる団扇風游悦
客誘ふ程よき風の風鈴市如雨
宿出でて早く来たれと河鹿鳴く游悦




<高点句再掲>
3点 夕顔の寂しさ霊に語り掛け越庵
3点 客誘ふ程よき風の風鈴市如雨
2点 喘ぎあへぎ干支七度目の夏終る ☆☆如雨
2点 朝顔や昭和百年近づけり 三甫
2点 論客も顔やはらげる団扇風游悦
2点 ひと雨を願へど遠き雲の峯如雨
2点 帰省子の部屋に来る母幾たびも游悦
2点 はらからと会はず三年夏深し茂睡
2点 宿題が済まぬ夢見し夏の果玄舟
2点 浜木綿の光れる道を客となり越庵
1点 病床の子の笑み健気夏の宵 玄舟
1点 一万歩終へて褒美のビールかな 玄舟
1点 庭の隅ビー玉ひとつ夏の果 茂睡
    他の1点句 ‥‥ 5句

※ 出句者が少なくなりましたので特選1点句も再掲しています。



印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)
互選数に場外選は含みません。

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花菖蒲


第114回句会

2024年5月24日(金)
兼 題:梅雨・新緑・「島」(要季語)。当季雑詠。

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。(次回以降一人ずつ繰り下げます)


印は特選に選ばれた作品です。
特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<大立目茂睡 選>
ほとばしる生命の森に緑雨かな 如雨
新緑や欅路辿り一周忌越庵
新緑に吸ひこまれゆく老いの声游悦
新緑や在るものすべてやはらかし如雨
新緑の気ままに競ふ狭庭かな如雨

<奥山游悦 選>
新緑や在るものすべてやはらかし 如雨
新緑や欅路辿り一周忌越庵
ホタルイカ今年豊漁酢味噌和え越庵
夢とただ一文字の墓梅雨寒し如雨
国生みの島物語り夏神楽越庵

<平山越庵 選>
夢とただ一文字の墓梅雨寒し 如雨
知情意を使ひ句づくり風薫る三甫
新緑や在るものすべてやはらかし如雨
朝採りの胡瓜に絡む味噌の味游悦
母の日や五黄の寅の母なりき茂睡

<白石玄舟 選>
夢とただ一文字の墓梅雨寒し 如雨
新緑に吸ひこまれゆく老いの声游悦
新緑や在るものすべてやはらかし如雨
朝採りの胡瓜に絡む味噌の味游悦
国生みの島物語り夏神楽越庵

<三浦三甫 選>
ホタルイカ今年豊漁酢味噌和え 越庵
新緑に虹の橋かけ滝落つる茂睡
梅雨寒や飛び込む湯舟待つ夕餉玄舟
帰省へと早る心や渡島船游悦
菖蒲湯や健やかな身を確かむる玄舟

<岩渕如雨 選>
離島にて球児集ふや五月晴れ 三甫
新緑に吸ひこまれゆく老いの声游悦
梅雨空や毎年同じ愚痴を言ひ茂睡
菖蒲湯や健やかな身を確かむる玄舟
国生みの島物語り夏神楽越庵




<高点句再掲>
4点 新緑や在るものすべてやはらかし 如雨
3点 夢とただ一文字の墓梅雨寒し ☆☆如雨
3点 新緑に吸ひこまれゆく老いの声游悦
3点 国生みの島物語り夏神楽越庵
2点 ホタルイカ今年豊漁酢味噌和え 越庵
2点 新緑や欅路辿り一周忌越庵
2点 菖蒲湯や健やかな身を確かむる玄舟
2点 朝採りの胡瓜に絡む味噌の味游悦
1点 離島にて球児集ふや五月晴れ 三甫
1点 ほとばしる生命の森に緑雨かな 如雨
    他の1点句 ‥‥7句

※ 出句者が少なくなりましたので特選1点句も再掲しています。



印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)
互選数に場外選は含みません。

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さくら一輪イラスト

第113回句会

2024年3月22日(金)
兼 題:春の暮・桜餅・初桜・「道」(要季語)。当季雑詠。

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。(次回以降一人ずつ繰り下げます)


印は特選に選ばれた作品です。
特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<奥山游悦 選>
憂ひなしと強がり酌むや春夕べ 如雨
鈍色の水辺の葦や春の暮越庵
強東風や天神の絵馬打ち合うて如雨
桜狩落暉が急かす帰り道玄舟
指で拭く硝子戸の露梅三分如雨

<平山越庵 選>
強東風や天神の絵馬打ち合うて 如雨
言ひ知れぬ不安も消えて春の海游悦
弦の音に旧友思ひ初桜三甫
人はみな逝く日を知らず春装す游悦
墨堤に足投げ出して桜餅玄舟

<白石玄舟 選>
この道の先に浄土か涅槃西風 越庵
鈍色の水辺の葦や春の暮越庵
余生また望みをつなぐ初桜游悦
強東風や天神の絵馬打ち合うて如雨
子ら二人静かに正座桜餅三甫

<三浦三甫 選>
墨堤に足投げ出して桜餅 玄舟
夢に見し合格知らす初桜玄舟
憂ひなしと強がり酌むや春夕べ如雨
春風やふと口ずさむ歌碑の歌玄舟
強東風や天神の絵馬打ち合うて如雨

<岩渕如雨 選>
墨堤に足投げ出して桜餅 玄舟
余生また望みをつなぐ初桜游悦
春風やふと口ずさむ歌碑の歌玄舟
海底の断裂如何蛍烏賊越庵
杖もてど闊歩の人や初桜越庵

<大立目茂睡 選>
強東風や天神の絵馬打ち合うて 如雨
鈍色の水辺の葦や春の暮越庵
支へ合ふ二人の背に散る桜玄舟
墨堤に足投げ出して桜餅玄舟
指で拭く硝子戸の露梅三分如雨






<高点句再掲>
5点 強東風や天神の絵馬打ち合うて ☆☆如雨
4点 墨堤に足投げ出して桜餅 ☆☆玄舟
3点 鈍色の水辺の葦や春の暮越庵
2点 憂ひなしと強がり酌むや春夕べ 如雨
2点 余生また望みをつなぐ初桜游悦
2点 春風やふと口ずさむ歌碑の歌玄舟
2点 指で拭く硝子戸の露梅三分如雨
1点 この道の先に浄土か涅槃西風 越庵
    他の1点句 ‥‥ 9句

※ 出句者が少なくなりましたので特選1点句も再掲しています。



印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)
互選数に出句のなかった茂睡選を含みます。

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辰年



第112回句会

2024年1月26日
兼 題:冴ゆ・重ね着・「開」(要季語)。当季雑詠。

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。(次回以降一人ずつ繰り下げます)


印は特選に選ばれた作品です。
特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<平山越庵 選>
あらたまを砕きし地震の咎幾重 如雨
雨戸引くすなはちどつと初明り如雨
鐘冴ゆる暮れの護国寺雨止みて游悦
手をさする重ね着の母地震の夜三甫
あと千日生くるつもりで日記買ふ游悦

<白石玄舟 選>
なゐふるふ能登にやりたき冬旱  茂睡
手をさする重ね着の母地震の夜三甫
あと千日生くるつもりで日記買ふ游悦
扉を開けて待つ終電車風冴ゆる如雨
手術終へまどろむ妻に寒夕焼如雨

<三浦三甫 選>
人間の敵は人間去年今年 游悦
鐘冴ゆる暮れの護国寺雨止みて游悦
友見舞ひ安堵する身に月冴ゆる玄舟
星冴ゆる伊豆の出で湯に独り入る茂睡
冬日和俳句開眼道遠し茂睡

<岩渕如雨 選>
消息を訃報が知らす十二月 玄舟
悼亡の緩みゆく様春近し越庵
手をさする重ね着の母地震の夜三甫
あと千日生くるつもりで日記買ふ游悦
餅幾つ喰ふかと孫の聞きにくる茂睡

<大立目茂睡 選>
悼亡の緩みゆく様春近し 越庵
あと千日生くるつもりで日記買ふ游悦
人間の敵は人間去年今年游悦
手術終へまどろむ妻に寒夕焼如雨
蒼穹に雪の富士山日本一三甫

<奥山游悦 選>
手をさする重ね着の母地震の夜  三甫
星冴ゆる伊豆の出で湯に独り入る茂睡
扉を開けて待つ終電車風冴ゆる如雨
消息を訃報が知らす十二月玄舟
餅幾つ喰うかと孫の聞きにくる茂睡




<高点句再掲>
4点 手をさする重ね着の母地震(ない)の夜 三甫
4点 あと千日生くるつもりで日記買ふ游悦
2点 悼亡の緩みゆく様春近し 越庵
2点 消息を訃報が知らす十二月 玄舟
2点 人間の敵は人間去年今年 游悦
2点 鐘冴ゆる暮れの護国寺雨止みて游悦
2点 星冴ゆる伊豆の出で湯に独り入る茂睡
2点 扉を開けて待つ終電車風冴ゆる如雨
2点 餅幾つ喰うかと孫の聞きにくる茂睡
2点 手術終へまどろむ妻に寒夕焼如雨
1点 なゐふるふ能登にやりたき冬旱 茂睡
1点 あらたまを砕きし地震(なゐ)の咎幾重 如雨
    他の1点句 ‥‥ 4句

※ 出句者が少なくなりましたので特選1点句も再掲しています。



印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)
互選数に場外選は含みません。

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これまでの例会の開催日、兼題等は「開催記録」にまとめてあります。





         

<  会      員  >

谿 聲けいせい村上 幹也
 (主宰)
2022年11月17日、お亡くなりになりました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
越 庵えつあん平山 隆一 玄 舟
げんしゅう
白石 紀彦 三 甫さんぽ三浦 器允
山 茶さんさ小野澤峯蔵 如 雨じょう岩渕 上 貞 風ていふう松本 貞
柏 葉はくよう深谷 武 茂 睡もすい大立目 茂 游 悦ゆうえつ奥山 興悦

<長 期 休 会>
竹 風ちくふう加賀美 一 仲 安ちゅうあん中野 安弘 蓮囲池れんいち鈴木 練一  

(俳号50音順)

              
<物 故 会 員>   ご冥福をお祈り申し上げます。
修 人しゅうじん小川 修 '12年3月逝去 啓 窓けいそう高橋 啓悟'18年5月12日逝去
竹 林ちくりん内山 武司 '16年8月11日逝去 三鬼堂さんきどう合田 俊知'23年3月24日逝去
興 山こうざん伊東 興三'16年9月9日逝去 弁 慶べんけい武蔵 好彦'24年12月10日逝去
幸 風こうふう小林 幸司 '18年2月17日逝去


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