宮城野萩の校章

東北大鬼城句会例会記録Ⅹ

村 上 谿 聲 主 宰 の 同 窓 句 会 例 会

このページは第88回('20/1)から第99回('21/11)までの記録です。
(2020年1月、例会記録Ⅸを分割、本ページを作成)

なお、赤字表示の第89回('20/3)~第98回('21/9)は通信句会です。

▽このページの末尾

このほかの例会記録

例会記録Ⅰ第 1~ 9回('05/ 7~'06/11)
例会記録Ⅶ第61~69回('15/ 7~'16/11)
例会記録Ⅱ第10~20回('07/ 1~'08/ 9)
例会記録Ⅷ第70~78回('17/ 1~'18/ 5)
例会記録Ⅲ第21~30回('08/11~'10/ 5)
例会記録Ⅸ第79~87回('18/ 7~'19/11)
例会記録Ⅳ第31~40回('10/ 7~'12/ 1)
例会記録Ⅹ第88~99回('20/ 1~'21/11)
例会記録Ⅴ第41~51回('12/ 3~'13/11)
例会記録ⅩⅠ第100~111回('22/ 1~'23/11)
例会記録Ⅵ第52~60回('14/ 1~'15/ 5)
例会記録ⅩⅡ第112~………回('24/ 1~……)

誤字、表記違いあるいは作者名の誤り等に気づかれましたらお知らせください。


お断り:ブラウザはMicrosoft Edge、IE9(インターネットエクスプローラ9)以上を想定しています。Firefox や Google Chrome では、指定フォントが変わったり背景の色が出なかったり、また、ルビや表など形式が崩れるところ等があります。



  
鈴木蓮囲池選(場外)下記の句の作者が未詳です。
お気づきの方はお申し出でください。
若鮎の瀬頭叩き上り初む 2014年5月23日 第54回句会
  (於:鬼城草庵)
浮き浮きと人も芽吹きぬ縄のれん  2014年3月28日 第53回句会



千両2


第99回句会 
     昨20年1月以来の学士会館での句会です。感染者数が劇的に減少しました。が、――。

2021年11月26日(金)  於 :学士会館
兼 題:小春日、葱、「雲」(要季語)。当季雑詠。

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。
(次回以降一人ずつ繰り下げます)

☆ お気づきの点がありましたらご連絡ください ☆


印は特選に選ばれた作品です。
「高点句再掲」を含め、特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<奥山游悦 選>
着ぶくれて益々老いの身となりし 柏葉
泥葱が二束ほどの至福かな茂睡
紅葉狩り雲間に富士の薄化粧玄舟
小春日や静寂(しじま)を破るチエンソー三甫
極月の夕日慌ただしく没す柏葉

<白石玄舟 選>
乾鮭を齧り語らふ一夜かな 游悦
焼き葱の香り楽しむ一人酒柏葉
泥葱が二束ほどの至福かな茂睡
葱香る妻の味噌汁五十年游悦
着ぶくれて益々老いの身となりし柏葉

<三浦三甫 選>
紅葉狩り雲間に富士の薄化粧 玄舟
焼き葱の香り楽しむ一人酒柏葉
小春日や鳶大きく輪を描く游悦
立冬や金婚の日を迎へけり茂睡
冬の夜や雨音微か頁繰る玄舟

<深谷柏葉 選>
葱香る妻の味噌汁五十年 游悦
小春日や静寂(しじま)を破るチエンソー三甫
亡き人の教へ身に入む老いてなほ玄舟
銀杏を毎年くれしひと去りて茂睡
古里の彼の丘は今草紅葉玄舟

<大立目茂睡 選>
着ぶくれて益々老いの身となりし 柏葉
小春日や物産展の旅ごころ玄舟
人棲まぬ茅葺屋根に寒月光游悦
冬木立天に抜けたる蒼き空柏葉
小春日や雲をいただく富士の嶺三甫


<鈴木蓮囲池 お気に入り句選
小春日や鳶大きく輪を描く游悦
葱香る妻の味噌汁五十年―〃―
人棲まぬ茅葺屋根に寒月光―〃―
乾鮭を齧り語らふ一夜かな―〃―
冬の夜や雨音微か頁繰る玄舟
根深汁今日も疲れを癒すかな三甫
小春日や静寂を破るチエンソー―〃―
焼き葱の香り楽しむ一人酒柏葉
着ぶくれて益々老いの身となりし―〃―
極月の夕日慌ただしく没す―〃―
泥葱が二束ほどの至福かな茂睡
(作者別にまとめ、互選選者掲載順にしました)

< 近  詠 >
秋茄子や諍いもなく共白髪 蓮囲池
秋刀魚二尾巣立ちし子らの種々を―〃―
おでん鍋熱つあつ父の武勇伝―〃―



<高点句再掲>
3点 着ぶくれて益々老いの身となりし ☆☆柏葉
2点 葱香る妻の味噌汁五十年 游悦
2点 紅葉狩り雲間に富士の薄化粧 玄舟
2点 焼き葱の香り楽しむ一人酒柏葉
2点 泥葱が二束ほどの至福かな茂睡
2点 小春日や静寂を破るチエンソー三甫
1点 乾鮭を齧り語らふ一夜かな 游悦
    他の1点句 ‥‥11句

※ 出句者が少なくなりましたので特選1点句も再掲しました。



印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)
互選数に蓮囲池さん選は含みません。
1点句は特選句のみ掲出。

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案山子


第98回句会  
      感染拡大で緊急事態宣言の期限が9月末日まで延長され、また通信句会でした。

2021年9月24日(金)
兼 題:相撲・椋鳥・「宇宙」(要季語)。当季雑詠。

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。
(次回以降一人ずつ繰り下げます)


印は特選に選ばれた作品です。
「高点句再掲」を含め、特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<白石玄舟 選>
妻願ふ上げ膳据へ膳紅葉宿 如雨
夜の秋露天風呂から覗く宇宙(そら)茂睡
漁り火の空に融け込む星月夜柏葉
秋の空夜は宇宙の貌になり貞風
新しき卒塔婆にとまる赤とんぼ游悦

<三浦三甫 選>
頬撫でる風やはらかに秋めけり 玄舟
木洩れ陽のさらさら揺れて竹の春柏葉
椋鳥の空に散りたる朝かな茂睡
マンションに籠り居るまに野分去り游悦
久闊を叙して交はせし今年酒玄舟

<岩渕如雨 選>
木洩れ陽のさらさら揺れて竹の春 柏葉
漁り火の空に融け込む星月夜柏葉
秋の空夜は宇宙の貌になり貞風
秋灯しいろいろ思ふ八十路かな柏葉
新しき卒塔婆にとまる赤とんぼ游悦

<松本貞風 選>
我が秋思宇宙の果てに達しけり 游悦
椋鳥の一樹に群れる村境游悦
神主が軍配握る村相撲三甫
椋鳥(むく)万羽昏む一樹に収まりし如雨
宇宙より報せの届く秋の夜弁慶

<深谷柏葉 選>
秋の空夜は宇宙の貌になり 貞風
神主が軍配握る村相撲三甫
遠き日の思ひ出咲かす桔梗かな玄舟
オリオンを探す酔眼秋の空玄舟
木犀が誘ふ路地うら喫茶店弁慶

<武蔵弁慶 選>
秋灯しいろいろ思ふ八十路かな 柏葉
神主が軍配握る村相撲三甫
秋の空夜は宇宙の貌になり貞風
新涼を携へて来し夜の雨柏葉
新しき卒塔婆にとまる赤とんぼ游悦

<大立目茂睡 選>
秋立つや別れ話に迷ひなし 貞風
木洩れ陽のさらさら揺れて竹の春柏葉
籠り居に季節もたらす一葉かな玄舟
ひび入りし駅の柱や昼の虫如雨
新しき卒塔婆にとまる赤とんぼ游悦

<奥山游悦 選>
夜の秋露天風呂から覗く宇宙(そら) 茂睡
木洩れ陽のさらさら揺れて竹の春柏葉
椋鳥の空に散りたる朝かな茂睡
畦を行く蜻蛉にやさし風渡る弁慶
この夏も会はず往きけり友二人茂睡

<鈴木蓮囲池 好きな句選
オリオンを探す酔眼秋の空 玄舟
神主が軍配握る村相撲 三甫
椋鳥万羽昏む一樹に収まりし 如雨
漁り火の空に融け込む星月夜 柏葉
流燈の灯の消ゆるまで見送りぬ ―〃―
木犀が誘ふ路地うら喫茶店 弁慶
椋鳥の一樹に群れる村境 游悦
新しき卒塔婆にとまる赤とんぼ ―〃―
頬撫でる風やはらかに秋めけり玄舟
久闊を叙して交はせし今年酒―〃―
秋立つや別れ話に迷いなし貞風
木洩れ陽のさらさら揺れて竹の春柏葉
新涼を携へて来し夜の雨―〃―
蒼天へ目指す古里椋鳥渡る弁慶
花添へて移ろひ知らす野辺の萩―〃―
夜の秋露天風呂から覗く宇宙(そら)茂睡
椋鳥の空に散りたる朝かな―〃―
声援も無き大相撲はや二年―〃―
この夏も会はず往きけり友二人―〃―
(作者別にまとめ、互選選者掲載順にしました)

< 近  詠 >
渾身の一手浴衣をたくしあげ蓮囲池
枝豆や黙秘を解きて抑留記―〃―
秋茄子や諍いもなく共白髪―〃―



<高点句再掲>
4点 木洩れ陽のさらさら揺れて竹の春 柏葉
4点 秋の空夜は宇宙の貌になり 貞風
4点 新しき卒塔婆にとまる赤とんぼ游悦
3点 神主が軍配握る村相撲三甫
2点 秋灯しいろいろ思ふ八十路かな 柏葉
2点 夜の秋露天風呂から覗く宇宙(そら) 茂睡
2点 漁り火の空に融け込む星月夜柏葉
2点 椋鳥の空に散りたる朝かな茂睡
    1 点 句 ‥‥17句(うち特選4)



印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)
互選数に場外選は含みません。

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きゅうり

第97句会  
      複数の変異株が広まり、コロナ禍は五度目の波へ。今回も通信句会です。

2021年7月23日(金)    出句〆切日。
兼 題:納涼・百日紅・「五輪」(要季語)。当季雑詠。

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。
(次回以降一人ずつ繰り下げます)


印は特選に選ばれた作品です。
「高点句再掲」を含め、特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<三浦三甫 選>
雨伝ふ幹艶やかに百日紅 如雨
筑波嶺を遠くに置きて夏燕柏葉
古里へ想ひ誘ふ夏の雲玄舟
旅立ちの子へ手作りの浴衣かな弁慶
注射終え仲間の笑みや夏の宵弁慶

<岩渕如雨 選>
納涼船艫綱(ともづな)解けず波静か 三甫
筑波嶺を遠くに置きて夏燕柏葉
眺めつつ眺められつつ涼み台游悦
花生けの命は二日百日紅貞風
万難を抱へて五輪夏来る游悦

<松本貞風 選>
万難を抱へて五輪夏来たる 游悦
かけ声を掛けて立ちたり盆の席茂睡
百日紅サイレンの音けたたまし三甫
思ひ出のみな色褪せて夏の果如雨
兄すべて逝きし八十路の夏座敷游悦

<深谷柏葉 選>
古里へ想ひ誘ふ夏の雲 玄舟
籠り癖俳句不作の大暑かな如雨
思ひ出のみな色褪せて夏の果如雨
ほろ酔うてひとりがよろし川涼み如雨
雨伝ふ幹艶やかに百日紅如雨

<武蔵弁慶 選>
籠り癖俳句不作の大暑かな 如雨
かけ声を掛けて立ちたり盆の席茂睡
花生けの命は二日百日紅貞風
ほろ酔うてひとりがよろし川涼み如雨
兄すべて逝きし八十路の夏座敷游悦

<大立目茂睡 選>
古里へ想ひ誘ふ夏の雲 玄舟
思ひ出のみな色褪せて夏の果如雨
花生けの命は二日百日紅貞風
注射終え仲間の笑みや夏の宵弁慶
雨伝ふ幹艶やかに百日紅如雨

<奥山游悦 選>
ほろ酔うてひとりがよろし川涼み 如雨
筑波嶺を遠くに置きて夏燕柏葉
思ひ出のみな色褪せて夏の果如雨
今日もまだ百日紅は咲きてあり茂睡
雨伝ふ幹艶やかに百日紅如雨

<白石玄舟 選>
思ひ出のみな色褪せて夏の果 如雨
かけ声を掛けて立ちたり盆の席茂睡
筑波嶺を遠くに置きて夏燕柏葉
ほろ酔うてひとりがよろし川涼み如雨
雨伝ふ幹艶やかに百日紅如雨


<鈴木蓮囲池お気に入り句選
百日紅サイレンの音けたたまし三甫
マウンドで祈りを込める炎天下―〃―
籠り癖俳句不作の大暑かな如雨
ほろ酔うてひとりがよろし川涼み―〃―
一句得むと県境の径木下闇―〃―
花生けの命は二日百日紅貞風
入道雲甲斐の国から襲来す―〃―
梅雨空を突き抜けて立つ九輪の塔柏葉
筑波嶺を遠くに置きて夏燕―〃―
河鹿笛露天湯に聞く夕明かり―〃―
旅立ちの子へ手作りの浴衣かな弁慶
注射終え仲間の笑みや夏の宵―〃―
蒼天に燃え立つごとく百日紅游悦
眺めつつ眺められつつ涼み台―〃―
兄すべて逝きし八十路の夏座敷―〃―
王位戦真似る床几の夕涼み玄舟
不器用な親子似合ひの日焼かな―〃―
遠き日の母の温もり百日紅―〃―
 
(作者別にまとめ、互選選者掲載順にしました)

< 近  詠 >
母衣蚊帳に夢まさぐるは三世なり蓮囲池
老いるとは寂寥という蝸牛―〃―
耕して夕は地酒に冷奴―〃―



<高点句再掲>
5点 思ひ出のみな色褪せて夏の果 如雨
5点 雨伝ふ幹艶やかに百日紅 如雨
4点 ほろ酔うてひとりがよろし川涼み 如雨
4点 筑波嶺を遠くに置きて夏燕柏葉
3点 古里へ想ひ誘ふ夏の雲 ☆☆玄舟
3点 かけ声を掛けて立ちたり盆の席茂睡
3点 花生けの命は二日百日紅貞風
2点 籠り癖俳句不作の大暑かな 如雨
2点 万難を抱へて五輪夏来たる 游悦
2点 注射終え仲間の笑みや夏の宵弁慶
2点 兄すべて逝きし八十路の夏座敷游悦
    1 点 句 ‥‥ 5句(うち特選1)



印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)
互選数に場外選は含みません。

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花菖蒲



第96句会  
    コロナ第4波、第3次緊急事態宣言下、今回も通信句会です。

2021年5月28日(金)
兼 題:夕焼・百合・「祈」(要季語)。当季雑詠。

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。
(次回以降一人ずつ繰り下げます)


印は特選に選ばれた作品です。
「高点句再掲」を含め、特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<岩渕如雨 選>
好日を明日に繋げる夕焼かな 玄舟
小吉の御籤に安堵梅雨入かな茂睡
海開き落暉へ祈る漁師かな游悦
青梅や覚え忘れし独歩の詩貞風
友よりの短冊飾る夏座敷弁慶

<松本貞風 選>
夏木立過ぎて戦没学徒の画 柏葉
七色のしぶきを浴びて山女魚捕り三甫
三円の解約利息梅雨寒し如雨
夕焼けや明日を占う人もいる三甫
「大谷」になりたき子らに柏餅游悦

<深谷柏葉 選>
(はは)に百合供へ八十路の我在りと 如雨
好日を明日に繋げる夕焼かな玄舟
咲く薔薇に孫の快癒を祈りたり茂睡
旧友と思はぬ出会ひ薪能玄舟
コロナ禍の巣籠癒す庭の百合三甫

<武蔵弁慶 選>
七色のしぶきを浴びて山女魚捕り  三甫
五月晴れ青葉の山に広瀬川三甫
海開き落暉へ祈る漁師かな游悦
青葉潮ときに大波岩を食み柏葉
歌碑の径そぞろ歩きて薄暑かな柏葉

<大立目茂睡 選>
夕焼けに心残して竿たたむ 游悦
七色のしぶきを浴びて山女魚捕り三甫
罌粟(けし)坊主揺れて遊ぶや微睡むや如雨
少子化の時代の波や鯉幟貞風
青葉潮ときに大波岩を食み柏葉

<奥山游悦 選>
妣に百合供へ八十路の我在りと 如雨
好日を明日に繋げる夕焼かな玄舟
影小さし灼くる広島祈る街如雨
青梅や覚え忘れし独歩の詩貞風
青葉潮ときに大波岩を食み柏葉

<白石玄舟 選>
妣に百合供へ八十路の我在りと 如雨
咲く薔薇に孫の快癒を祈りたり茂睡
夕焼けに心残して竿たたむ游悦
罌粟坊主揺れて遊ぶや微睡むや如雨
青葉潮ときに大波岩を食み柏葉

<三浦三甫 選>
「大谷」になりたき子らに柏餅 游悦
明け方の老鶯の声夢の中弁慶
旧友と思はぬ出会ひ薪能玄舟
点滅は求愛の情恋蛍柏葉
三円の解約利息梅雨寒し如雨


<鈴木蓮囲池お気に入り句選
妣に百合供へ八十路の我在りと如雨
影小さし灼くる広島祈る街―〃―
罌粟坊主揺れて遊ぶや微睡むや―〃―
三円の解約利息梅雨寒し―〃―
変わり身の早き夕焼一気描く貞風
少子化の時代の波や鯉幟―〃―
青葉潮ときに大波岩を食み柏葉
コロナ禍や患う友の夏衣弁慶
母の日の百合に込めたる花言葉茂睡
夕焼けに心残して竿たたむ游悦
荒磯に透かし百合咲くオホーツク―〃―
海開き落暉へ祈る漁師かな―〃―
好日を明日に繋げる夕焼かな玄舟
七色のしぶきを浴びて山女魚捕り三甫
(作者別にまとめ、互選選者掲載順にしました)

< 近  詠 >
遠耳の母の相槌四月馬鹿蓮囲池
仲店の蓬餅屋に落ち会える―〃―
藤垂る夢を育くむ乳母車―〃―



<高点句再掲>
4点 青葉潮ときに大波岩を食み柏葉
3点 (はは)に百合供へ八十路の我在りと☆☆☆如雨
3点 好日を明日に繋げる夕焼かな 玄舟
3点 七色のしぶきを浴びて山女魚捕り 三甫
2点 夕焼けに心残して竿たたむ 游悦
2点 「大谷」になりたき子らに柏餅 游悦
2点 旧友と思はぬ出会ひ薪能玄舟
2点 罌粟(けし)坊主揺れて遊ぶや微睡むや如雨
2点 咲く薔薇に孫の快癒を祈りたり茂睡
2点 三円の解約利息梅雨寒し如雨
2点 海開き落暉へ祈る漁師かな游悦
2点 青梅や覚え忘れし独歩の詩貞風

    1 点 句 ‥‥11句(うち特選1)



印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)
互選数に場外選は含みません。

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さくらイラスト


第95句会
    「通信句会」も今回で丸1年、早く収まってほしいものです。

2021年3月26日
兼 題:水温む、春眠、「望」(要季語)。当季雑詠。

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。
(次回以降一人ずつ繰り下げます)


印は特選に選ばれた作品です。
「高点句再掲」を含め、特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。



<松本貞風 選>
余命てふ語のひしひしと花の冷え 如雨
春眠や少年の日の夢五彩如雨
白米に蕗味噌載せて箸染むる游悦
十年の歳月虚し原発忌柏葉
春の園色とりどりの自己主張玄舟

<深谷柏葉 選>
緩き歩の我に初蝶添ふ日和 如雨
作り手の戻らぬ田畑花の山貞風
余命てふ語のひしひしと花の冷え如雨
春の道背丈に合はぬランドセル玄舟
春の園色とりどりの自己主張玄舟

<武蔵弁慶 選>
作り手の戻らぬ田畑花の山 貞風
蒲団から足のはみ出す春一番貞風
水温み鳥のつがいも軽やかに三甫
十年経ち余震続くも水温む三甫
飛び跳ねし鯉も眺むる桜かな玄舟

<大立目茂睡 選>
作り手の戻らぬ田畑花の山 貞風
鐘の音の微かに届く花月夜玄舟
緩き歩の我に初蝶添ふ日和如雨
余命てふ語のひしひしと花の冷え如雨
春の道背丈に合はぬランドセル玄舟

<奥山游悦 選>
余命てふ語のひしひしと花の冷え 如雨
切通し出でて望むや春の海茂睡
春眠や少年の日の夢五彩如雨
緩き歩の我に初蝶添ふ日和如雨
春疾風蹴散らす絵馬の高望み如雨

<白石玄舟 選>
余命てふ語のひしひしと花の冷え 如雨
切通し出でて望むや春の海茂睡
防波堤何ごともなく春の波游悦
作り手の戻らぬ田畑花の山貞風
十年の歳月虚し原発忌柏葉

<三浦三甫 選>
切通し出でて望むや春の海 茂睡
一陣の風にきらめき水温む如雨
飛び跳ねし鯉も眺むる桜かな玄舟
余命てふ語のひしひしと花の冷え如雨
春の園色とりどりの自己主張玄舟

<岩渕如雨 選>
防波堤何ごともなく春の波 游悦
切通し出でて望むや春の海茂睡
春の道背丈に合はぬランドセル玄舟
十年の歳月虚し原発忌柏葉
春眠を貪っている命かな貞風

<鈴木蓮囲池 お気に入り句選
恋猫の敗残兵の如びっこ 貞風
余命てふ語のひしひしと花の冷え 如雨
春疾風蹴散らす絵馬の高望み ―〃―
 
蒲団から足のはみ出す春一番貞風
作り手の戻らぬ田畑花の山―〃―
ゴミ捨てばウグイスが鳴き返礼す弁慶
切通し出でて望むや春の海茂睡
爛漫の櫻の影や残る鴨―〃―
防波堤何ごともなく春の波游悦
白米に蕗味噌載せて箸染むる―〃―
古文書を眺むる車内春眠き―〃―
川底を魚影ゆらりと水温む―〃―
鐘の音の微かに届く花月夜玄舟
春の道背丈に合はぬランドセル―〃―
春の園色とりどりの自己主張―〃―
春眠や少年の日の夢五彩如雨
 
(作者別にまとめ、互選選者掲載順にしました)
 印は「感慨一入、感動一撃の句」

< 近  詠 >
今回はありません。



<高点句再掲>
6点 余命てふ語のひしひしと花の冷え ☆☆☆如雨
4点 作り手の戻らぬ田畑花の山 ☆☆貞風
4点 切通し出でて望むや春の海 茂睡
3点 緩き歩の我に初蝶添ふ日和 如雨
3点 春の道背丈に合はぬランドセル玄舟
3点 十年の歳月虚し原発忌柏葉
3点 春の園色とりどりの自己主張玄舟
2点 防波堤何ごともなく春の波 游悦
2点 春眠や少年の日の夢五彩如雨
2点 飛び跳ねし鯉も眺むる桜かな玄舟
    1 点 句 ‥‥ 8句(うち特選0)



印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)
互選数に場外選は含みません。

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赤べこ

第94回句会
         年初めの今回も「通信」での句会です。

2021年1月29日(金)
兼 題:冬の月、賀状(賀状書く)、「忘」(要季語)。当季雑詠。

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。
(次回以降一人ずつ繰り下げます)


印は特選に選ばれた作品です。
「高点句再掲」を含め、特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<深谷柏葉 選>
賀状持つ手のしわ深し八十路かな 三甫
蛇口閉ず無人広場に冬の月貞風
梅が香や未来託せし絵馬掛くる玄舟
恩師より手書きの賀状卒寿なほ游悦
寒月や幼なじみの通夜帰り玄舟

<武蔵弁慶 選>
梅が香や未来託せし絵馬掛くる 玄舟
冬の月池の面に落ち揺らぎをり柏葉
初雪や昨日に勝る四囲の景玄舟
枝垂れ梅地に届くまで撓りをり柏葉
はやぶさも何回も見た冬の月三甫

<大立目茂睡 選>
冬の月耿々として天を占め 柏葉
賀状持つ手のしわ深し八十路かな三甫
はやぶさも何回も見た冬の月三甫
暗き朝東の空に冬の月弁慶
コロナ禍や人なき道に冬の月三甫

<奥山游悦 選>
今年こそ会うべの賀状五十年 茂睡
冬の月耿々として天を占め柏葉
はやぶさも何回も見た冬の月三甫
素裸の公孫樹梢に冬の月茂睡
賀状来ぬ友の消息案じをり玄舟

<白石玄舟 選>
白衣脱ぎひと息いれる初明り  游悦
冬の月池の面に落ち揺らぎをり柏葉
賀状持つ手のしわ深し八十路かな三甫
居酒屋もはや仕舞ひたり冬の月茂睡
コロナ禍や人なき道に冬の月三甫

<三浦三甫 選>
梅が香や未来託せし絵馬掛くる 玄舟
冬の月池の面に落ち揺らぎをり柏葉
夜回りの声遠のくや冬の月游悦
友見舞ひ辿る家路の冬の月玄舟
忘れ得ぬ人の賀状や宝物弁慶

<松本貞風 選>
今年こそ会うべの賀状五十年 茂睡
夜回りの声遠のくや冬の月游悦
駅伝の大逆転に我忘れ游悦
白衣脱ぎひと息いれる初明り游悦
居酒屋もはや仕舞ひたり冬の月茂睡

<鈴木蓮囲池 好きな句選
風見鶏冬の疾風に身を崩し柏葉
素裸の公孫樹梢に冬の月茂睡
今年こそ会うべの賀状五十年―〃―
白衣脱ぎひと息いれる初明り游悦
謹慎の身にやはらかき冬日かな―〃―
寒月や幼なじみの通夜帰り玄舟
初雪や昨日に勝る四囲の景―〃―
蛇口閉ず無人広場に冬の月貞風
鳶の輪や百個入らむ冬の月―〃―
住所二つ被災者からの年賀状―〃―
 
(作者別にまとめ、互選選者掲載順にしました)

< 近  詠 >
コーヒーのドリップの音日脚伸び 蓮囲池
蝋梅を季節の使徒と崇めけり―〃―
豆撒きや老いの一擲コロナ打ち―〃―



       
<高点句再掲>
3点 梅が香や未来託せし絵馬掛くる ☆☆玄舟
3点 賀状持つ手のしわ深し八十路かな 三甫
3点 はやぶさも何回も見た冬の月三甫
3点 冬の月池の面に落ち揺らぎをり柏葉
2点 今年こそ会うべの賀状五十年 ☆☆茂睡
2点 冬の月耿々として天を占め 柏葉
2点 白衣脱ぎひと息いれる初明り 游悦
2点 コロナ禍や人なき道に冬の月三甫
2点 夜回りの声遠のくや冬の月游悦
2点 居酒屋もはや仕舞ひたり冬の月茂睡
    1 点 句 ‥‥11句(うち特選2)



印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)
互選数に場外選は含みません。

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千両2


第93回句会
           新型コロナウィルス感染さらに拡大、納めの句会も通信句会でした

2020年11月27日(金)  於 :・・・
兼 題:去年今年、燗酒・熱燗、「躍」(要季語)。当季雑詠。

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。
(次回以降一人ずつ繰り下げます)

☆ お気づきの点がありましたらご連絡ください ☆


印は特選に選ばれた作品です。
特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<武蔵弁慶 選>
去年今年八十路の道を渡りけり 三甫
熱燗をひとり酌む夜のしじまかな玄舟
憂きことは言はず思はず去年今年如雨
去年今年心躍りしこともなく茂睡
ほの暗き山路に入るや木の実降る游悦

<大立目茂睡 選>
吽形の貌して咳を怺へたる 如雨
籠り居のひととき癒す柚子湯かな玄舟
熱燗や議論譲らず八十路なほ游悦
去年今年災い逃れ生を継ぐ三甫
冬ざれや人影もなき観覧車柏葉

<奥山游悦 選>
友垣の繋がり細る去年今年 玄舟
吽形の貌して咳を怺へたる如雨
冬ざれや人影もなき観覧車柏葉
熱燗や落葉時雨の山の宿茂睡
遠巻きも呼ばれ手締めや羽子板市如雨

<白石玄舟 選>
遠巻きも呼ばれ手締めや羽子板市 如雨
熱燗に情も交はる宵屋台柏葉
吽形の貌して咳を怺へたる如雨
咳をする男に道を譲りたり茂睡
冬ざれや人影もなき観覧車柏葉

<三浦三甫 選>
冬うらら遥かに富士の薄化粧 玄舟
逆光に躍るや無数冬の虫貞風
平穏な日日に満足秋の暮弁慶
憂きことは言はず思はず去年今年如雨
熱燗を干して舟唄くちずさむ玄舟

<岩渕如雨 選>
熱燗に情も交はる宵屋台 柏葉
本棚の背文字眺めて去年今年游悦
咳をする男に道を譲りたり茂睡
冬ざれや人影もなき観覧車柏葉
友垣の繋がり細る去年今年玄舟

<松本貞風 選>
秋深し戦力外の一言が 三甫
吽形の貌して咳を怺へたる如雨
咳をする男に道を譲りたり茂睡
去年今年災い逃れ生を継ぐ三甫
友垣の繋がり細る去年今年玄舟

<深谷柏葉 選>
友垣の繋がり細る去年今年 玄舟
籠り居のひととき癒す柚子湯かな玄舟
熱燗をひとり酌む夜のしじまかな玄舟
去年今年災い逃れ生を継ぐ三甫
炭焼きの煙ひとすじ深山晴れ游悦

<鈴木蓮囲池 好きな句選
去年今年心躍りしこともなく茂睡
本棚の背文字眺めて去年今年游悦
熱燗や議論譲らず八十路なほ―〃―
炭焼きの煙ひとすじ深山晴れ―〃―
冬うらら遥かに富士の薄化粧玄舟
熱燗を干して「舟唄」くちずさむ―〃―
友垣の繋がり細る去年今年―〃―
いさぎよき裸の欅日短か如雨
冬ざれや人影もなき観覧車柏葉
 
(作者別にまとめ、互選選者掲載順にしました)

< 近  詠 >
(きざはし)を一段ごとに木の実踏む蓮囲池
五重の塔紅葉の海の(みおつくし)―〃―
朴落葉哲人のごと歩きけり―〃―



<高点句再掲>
4点 友垣の繋がり細る去年今年 ☆☆玄舟
4点 吽形の貌して咳を怺へたる 如雨
4点 冬ざれや人影もなき観覧車柏葉
3点 咳をする男に道を譲りたり茂睡
3点 去年今年災い逃れ生を継ぐ三甫
2点 熱燗に情も交はる宵屋台 柏葉
2点 遠巻きも呼ばれ手締めや羽子板市 如雨
2点 熱燗をひとり酌む夜のしじまかな玄舟
2点 籠り居のひととき癒す柚子湯かな玄舟
2点 憂きことは言はず思はず去年今年如雨
    1 点 句 ‥‥12句(うち特選3)



印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)
互選数に場外選は含みません。

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案山子


第92回句会
         新型コロナウィルス感染収まらず、4度目の通信句会

2020年9月25日(金)  於 :・・・
兼 題:秋色、蟷螂、「知」(要季語)。当季雑詠。

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。
(次回以降一人ずつ繰り下げます)


印は特選に選ばれた作品です。
特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<大立目茂睡 選>
産土の知る辺も絶えし水の秋 玄舟
秋蝉も掃いて当番終えにけり貞風
城跡の松の葉擦れや秋の声柏葉
人偲ぶ時宜と思へり雨月かな如雨
蜘蛛の巣に蟷螂かかりにわか雨三甫

<奥山游悦 選>
人偲ぶ時宜と思へり雨月かな 如雨
菊の香や老いてふ世界未知と危懼如雨
老い蟷螂枯葉と紛う身のさばき柏葉
産土の知る辺も絶えし水の秋玄舟
尋ね来し湖畔の歌碑は秋の色玄舟

<白石玄舟 選>
城跡の松の葉擦れや秋の声 柏葉
樹々燃えて川面静かに秋の色柏葉
秋蝉も掃いて当番終えにけり貞風
人偲ぶ時宜と思へり雨月かな如雨
振りかざす正義は知らず子蟷螂游悦

<三浦三甫 選>
樹々燃えて川面静かに秋の色 柏葉
栗ごはん丸飯台に子沢山游悦
凛として孤高の立ち居後の月柏葉
人偲ぶ時宜と思へり雨月かな如雨
湿原のトロッコ列車秋の色游悦

<岩渕如雨 選>
秋蝉も掃いて当番終えにけり 貞風
今日よりは秋の色見ゆ散歩道茂睡
旅先の思はぬ出会ひ秋時雨玄舟
秋彼岸母の作りしずんだ餅三甫
振りかざす正義は知らず子蟷螂游悦

<松本貞風 選>
秋惜しむ旅にも出でず八か月 柏葉
蟷螂の生けるしるしに斧挙ぐる茂睡
菊の香や老いてふ世界未知と危懼如雨
産土の知る辺も絶えし水の秋玄舟
萩薫る校歌一節忘れ得ず弁慶

<深谷柏葉 選>
旅先の思はぬ出会ひ秋時雨 玄舟
台風の目の中にあり無事の留守貞風
秋彼岸母の作りしずんだ餅三甫
産土の知る辺も絶えし水の秋玄舟
振りかざす正義は知らず子蟷螂游悦

<武蔵弁慶 選>
蟷螂の生けるしるしに斧挙ぐる 茂睡
秋蝉も掃いて当番終えにけり貞風
凛として孤高の立ち居後の月柏葉
蟷螂の斧上ぐる先すでに星如雨
友の死を知らす便りや秋の空茂睡



<鈴木蓮囲池 好きな句選
蟷螂の生けるしるしに斧挙ぐる茂睡
湿原のトロッコ列車秋の色游悦
栗ごはん丸飯台に子沢山―〃―
尋ね来し湖畔の歌碑は秋の色玄舟
産土の知る辺も絶えし水の秋―〃―
旅先の思はぬ出会ひ秋時雨―〃―
草原にひとり佇む秋入日―〃―
秋の夜や万年筆のインク切れ三甫
広々と大学の道秋の色如雨
蟷螂の斧上ぐる先すでに星―〃―
シーソーの子等も秋色塾帰り貞風
蟷螂の鎌に倒さる雀蜂―〃―
秋蝉も掃いて当番終えにけり―〃―
樹々燃えて川面静かに秋の色柏葉
城跡の松の葉擦れや秋の声―〃―
萩薫る校歌一節忘れ得ず 弁慶
 
(作者別にまとめ、互選選者掲載順にしました)

< 近  詠 >
古伊万里に萱投入れる五六本蓮囲池
周平の武士の一分夜長し―〃―
神は死すニーチェに迫る良夜かな―〃―
 




<高点句再掲>
4点 秋蝉も掃いて当番終えにけり 貞風
4点 産土の知る辺も絶えし水の秋 玄舟
4点 人偲ぶ時宜と思へり雨月かな 如雨
3点 振りかざす正義は知らず子蟷螂游悦
2点 蟷螂の生けるしるしに斧挙ぐる 茂睡
2点 樹々燃えて川面静かに秋の色 柏葉
2点 旅先の思はぬ出会ひ秋時雨 玄舟
2点 城跡の松の葉擦れや秋の声 柏葉
2点 秋彼岸母の作りしずんだ餅三甫
2点 菊の香や老いてふ世界未知と危懼如雨
2点 凛として孤高の立ち居後の月柏葉
    1 点 句 ‥‥11句(うち特選1)



印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)
互選数に場外選は含みません。

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きゅうり

第91回句会
         新型コロナウィルス感染が拡大する状況にあるため3度目の通信句会

2020年7月17日(金)   (定例日がオリンピック対応祝日のため一週繰上げの予定でした)
☆ 通信句会出句〆切:7月24日(金) ☆
兼 題:夜の秋、胡瓜、「健」(要季語)

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。
(次回以降一人ずつ繰り下げます)


印は特選に選ばれた作品です。
特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<奥山游悦 選>
庭先の葉擦れ微かに夜の秋 玄舟
句仲間は遠く酒友もなく端居如雨
満水のダム湖波打つ青嵐柏葉
鱧皮の胡瓜酢の物ぬる燗で茂睡
最果てに廃線の跡夏の果て三甫

<白石玄舟 選>
最果てに廃線の跡夏の果て 三甫
まづ健康父の口癖百日紅如雨
汗ぬぐふ哀しみぬぐふ被災跡游悦
満水のダム湖波打つ青嵐柏葉
日盛りに人を吸ひ込む煉瓦館游悦

<三浦三甫 選>
とりどりのマスクの子らや梅雨晴間 茂睡
古里の幼き記憶胡瓜もぎ玄舟
満水のダム湖波打つ青嵐柏葉
けふの日も何事もなく合歓の花玄舟
鱧皮の胡瓜酢の物ぬる燗で茂睡

<岩渕如雨 選>
日盛りに人を吸ひ込む煉瓦館 游悦
満水のダム湖波打つ青嵐柏葉
けふの日も何事もなく合歓の花玄舟
草原に草笛遠き日暮かな柏葉
最果てに廃線の跡夏の果て三甫

<松本貞風 選>
日盛りに人を吸ひ込む煉瓦館 游悦
まづ健康父の口癖百日紅如雨
満水のダム湖波打つ青嵐柏葉
人ひとり過ぐる息差し夜の秋如雨
三密でこそ紫陽花は美しき茂睡

<深谷柏葉 選>
汗ぬぐふ哀しみぬぐふ被災跡 游悦
まづ健康父の口癖百日紅如雨
買物にリュックを背負ふ梅雨の朝弁慶
単独で登頂夏の槍ヶ岳弁慶
庭先の葉擦れ微かに夜の秋玄舟

<武蔵弁慶 選>
古里の幼き記憶胡瓜もぎ 玄舟
若き日の健啖偲ぶ盛夏かな玄舟
夏雲に想ひを託すひとり旅玄舟
けふの日も何事もなく合歓の花玄舟
最果てに廃線の跡夏の果て三甫

<大立目茂睡 選>
句仲間は遠く酒友もなく端居 如雨
満水のダム湖波打つ青嵐柏葉
けふの日も何事もなく合歓の花玄舟
棘強き胡瓜をほめて洗ひけり如雨
日盛りに人を吸ひ込む煉瓦館游悦


<鈴木蓮囲池 好きな句選
雑多なる人と匂ひの夜店かな游悦
日盛りに人を吸ひ込む煉瓦館―〃―
けふの日も何事もなく合歓の花玄舟
庭先の葉擦れ微かに夜の秋―〃―
夏銀座安倍のマスクは我一人三甫
最果てに廃線の跡夏の果て―〃―
まづ健康父の口癖百日紅如雨
句仲間は遠く酒友もなく端居―〃―
遠き灯は故郷の色夕ひぐらし―〃―
タブレットを離さず蝉を捕る子かな貞風
梅雨雲や双子の山に覚え無し―〃―
明易し寝付けぬままの旅枕柏葉
甚平は母の形見よ夕時雨―〃―
満水のダム湖波打つ青嵐―〃―
草原に草笛遠き日暮かな―〃―
 
(作者別にまとめ、互選選者掲載順にしました)

< 近  詠 >
(いさかい)のあとの休止符心太蓮囲池
蝉殻を葬送のごと蟻が引く―〃―
極暑かな甲府盆地は溶鉱炉―〃―



<高点句再掲>
6点 満水のダム湖波打つ青嵐柏葉
4点 日盛りに人を吸ひ込む煉瓦館 ☆☆游悦
4点 最果てに廃線の跡夏の果て 三甫
4点 けふの日も何事もなく合歓の花玄舟
3点 まづ健康父の口癖百日紅如雨
2点 古里の幼き記憶胡瓜もぎ 玄舟
2点 句仲間は遠く酒友もなく端居 如雨
2点 汗ぬぐふ哀しみぬぐふ被災跡 游悦
2点 庭先の葉擦れ微かに夜の秋 玄舟
2点 鱧皮の胡瓜酢の物ぬる燗で茂睡
    1 点 句 ‥‥ 9句(うち特選1)



印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)
互選数に場外選は含みません。

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花菖蒲


第90回句会
          新型コロナウィルス「緊急事態」のため今回も 通信 で実施

2020年5月22日(金)
兼 題:青野、日傘、静(要季語)

こちらに通信句会の要領があります。

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。
(次回以降一人ずつ繰り下げます)


印は特選に選ばれた作品です。
特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<白石玄舟 選>
静寂が先客のごと夏座敷  如雨
青野なす美瑛の丘の一樹かな游悦
木漏れ日はさざ波のごと若楓柏葉
真ふたつに青野を分けて鉄路かな如雨
初夏に入る少女何時しか紅を差し貞風

<三浦三甫 選>
真ふたつに青野を分けて鉄路かな  如雨
女坂傾げる日傘伏し目がち游悦
走り梅雨テイクアウトの夕ご飯貞風
静寂が先客のごと夏座敷如雨
立ち止まりそっと会釈の日傘かな玄舟

<岩渕如雨 選>
青野なす美瑛の丘の一樹かな  游悦
釣竿の浮き静かなり梅雨晴間玄舟
背伸びせし母の手元に釣忍玄舟
蝶の恋日の影映し回りけり貞風
大夏野行けば遠退く山の景柏葉

<松本貞風 選>
大夏野行けば遠退く山の景  柏葉
静寂が先客のごと夏座敷如雨
真ふたつに青野を分けて鉄路かな如雨
夏めくや大樹の蔭に乳母車游悦
日傘たたむ深きお辞儀の喪服かな如雨

<深谷柏葉 選>
静寂が先客のごと夏座敷  如雨
青野なす美瑛の丘の一樹かな游悦
真ふたつに青野を分けて鉄路かな如雨
日傘たたむ深きお辞儀の喪服かな如雨
初夏に入る少女何時しか紅を差し貞風

<武蔵弁慶 選>
絵日傘をかざす少女の澄まし顔  玄舟
ふるさとは遠し自粛の五月なる如雨
静かなり不要不急という五月貞風
背伸びせし母の手元に釣忍玄舟
静寂が先客のごと夏座敷如雨

<大立目茂睡 選>
木漏れ日はさざ波のごと若楓  柏葉
十指より静かに厄を洗ひ去る游悦
夏めくや大樹の蔭に乳母車游悦
目つむれば新樹の香り迫りくる游悦
絵日傘をかざす少女の澄まし顔玄舟

<奥山游悦 選>
真ふたつに青野を分けて鉄路かな  如雨
彼方此方に牛の草食む青野かな玄舟
令和にも昭和のお鉢豆ご飯三甫
静かなる夜明けの道や青芒茂睡
大夏野行けば遠退く山の景柏葉

< 鈴木蓮囲池 好きな句選
ふるさとは遠し自粛の五月なる如雨
着陸のアナウンス 傾ぐ大青野―〃―
真ふたつに青野を分けて鉄路かな―〃―
静寂が先客のごと夏座敷―〃―
静かなり不要不急という五月貞風
初夏に入る少女何時しか紅を差し―〃―
大夏野行けば遠退く山の景柏葉
径もなき青野吹き抜くつむじ風―〃―
巣籠りの間も季は遷り青野かな茂睡
青野なす美瑛の丘の一樹かな游悦
十指より静かに厄を洗ひ去る―〃―
 
(作者別にまとめ、互選選者掲載順にしました)

< 近  詠 >
揺るぎなき暖簾の誇り初幟蓮囲池
貴婦人の楚々たる立居花あやめ―〃―
祖母伝の糠漬旨し母の日に―〃―



<高点句再掲>
5点 静寂が先客のごと夏座敷 ☆☆如雨
5点 真ふたつに青野を分けて鉄路かな ☆☆如雨
3点 青野なす美瑛の丘の一樹かな 游悦
3点 大夏野行けば遠退く山の景 柏葉
2点 木漏れ日はさざ波のごと若楓 柏葉
2点 絵日傘をかざす少女の澄まし顔 玄舟
2点 初夏に入る少女何時しか紅を差し貞風
2点 日傘たたむ深きお辞儀の喪服かな如雨
2点 背伸びせし母の手元に釣忍玄舟
2点 夏めくや大樹の蔭に乳母車游悦
    1 点 句 ‥‥12句(うち特選0)



印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)
互選数に場外選は含みません。

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さくらイラスト


第89回句会
          新型コロナウィルス拡散対応のため 通信 で実施

2020年3月27日(金)  於 :学士会館
兼 題:花冷え、仔馬、「気」(要季語)。

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。
(次回以降一人ずつ繰り下げます)

印は特選に選ばれた作品です。
特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<三浦三甫 選>
ノサップの岬を駈ける仔馬かな 游悦
一献に癒し求むや花の冷え如雨
マスクかけ声なく歩む花見かな茂睡
並木路のそぞろ歩きに散る桜玄舟
気を持たす標本木の花一輪如雨

<岩渕如雨 選>
花冷えや夜の森公園封鎖解く 貞風
春一番川面駈けゆく水飛沫柏葉
花冷えや焼酎お湯割り熱うせよ茂睡
仕送りの礼状最後卒業す貞風
故郷はこの空の果て辛夷咲く游悦

<松本貞風 選>
花冷えやはやり病ひの先見えず 柏葉
忍び寄るコロナの気配花冷ゆる游悦
病む友の古き手紙や春疾風如雨
朧夜や傘寿息災急ぐまじ如雨
気を持たす標本木の花一輪如雨

<深谷柏葉 選>
病む友の古き手紙や春疾風 如雨
子どもらの元気をもらふ磯遊び游悦
花冷えや今年の花は幸薄く茂睡
朧夜や傘寿息災急ぐまじ如雨
気を持たす標本木の花一輪如雨

<武蔵弁慶 選>
コロナ禍やマスク外さず鬼ごっこ 貞風
忍び寄るコロナの気配花冷ゆる游悦
マスクかけ声なく歩む花見かな茂睡
東風吹いて群青の空に白き富士三甫
故郷はこの空の果て辛夷咲く游悦

<大立目茂睡 選>
若駒の行く末思ふ傘寿かな 玄舟
子どもらの元気をもらふ磯遊び游悦
蒼天に綿雲ひとつ春めけり柏葉
磐梯を望む原っぱ子馬いて弁慶
気を持たす標本木の花一輪如雨

<奥山游悦 選>
漱石と子規の語らい春光る 三甫
花冷えや焼酎お湯割り熱うせよ茂睡
花冷えや今年の花は幸薄く茂睡
辛夷咲く大樹は天を覆ひけり柏葉
仕合せは仔馬を愛づる孫とゐて茂睡

<白石玄舟 選>
心奥のふるさと目覚む啄木忌  如雨
仕送りの礼状最後卒業す貞風
邪気払ふ孫の笑顔やランドセル茂睡
気を持たす標本木の花一輪如雨
故郷はこの空の果て辛夷咲く游悦


< 鈴木蓮囲池 好きな句選
漱石と子規の語らい春光る三甫
一献に癒し求むや花の冷え如雨
病む友の古き手紙や春疾風―〃―
朧夜や傘寿息災急ぐまじ―〃―
仕送りの礼状最後卒業す貞風
花冷えや焼酎お湯割り熱うせよ茂睡
故郷はこの空の果て辛夷咲く游悦
若駒の行く末思ふ傘寿かな玄舟
 
(清記の順に拘らず作者別にまとめ、互選選者掲載順にしました)

< 近  詠 >
百蝶の飛び立つごとく花みずき蓮囲池
日脚伸ぶ午後の読書とコーヒーと―〃―
籠り人窓越しに春惜みけり―〃―




<高点句再掲>
5点 気を持たす標本木の花一輪如雨
3点 故郷はこの空の果て辛夷咲く游悦
2点 病む友の古き手紙や春疾風 如雨
2点 仕送りの礼状最後卒業す貞風
2点 子どもらの元気をもらふ磯遊び游悦
2点 花冷えや今年の花は幸薄く茂睡
2点 花冷えや焼酎お湯割り熱うせよ茂睡
2点 マスクかけ声なく歩む花見かな茂睡
2点 忍び寄るコロナの気配花冷える游悦
2点 朧夜や傘寿息災急ぐまじ如雨
    1 点 句 ‥‥16句(うち特選7句)



印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)
互選数に場外選は含みません。


柏葉さんまとめの、『櫻草』に掲載されなかった第89回句会の「櫻草句会だより」を載せました。ただし、縦書の原FileのRDF変換がうまくできませんでしたので、横書にしました。

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子門松



第88回句会

2020年1月24日(金)  於 :学士会館
兼 題:山眠る、おでん、「光」(要季語)。新年・冬季雑詠。

会員の互選の結果です。選者の配列は俳号の50音順です。
(次回以降一人ずつ繰り下げます)

印は特選に選ばれた作品です。
特選以外は原則清記順の記載で、順位ではありません。


<岩渕如雨 選>
初明かり傘寿の胸の奥照らす 游悦
ここだけの話始まるおでん酒游悦
倒木をあまた抱きて山眠る游悦
轟音の軍機編隊眠る山貞風
せち料理妻の咎むる迷ひ箸茂睡

<松本貞風 選>
倒木をあまた抱きて山眠る 游悦
振袖に明日探しの初詣玄舟
廃校を懐に抱き山眠る柏葉
仲見世に碧眼群れる松の内游悦
せち料理妻の咎むる迷ひ箸茂睡

<深谷柏葉 選>
五輪の火迎へる日本初山河 游悦
ここだけの話始まるおでん酒游悦
鏡には嘘なき齢老の春如雨
仲見世に碧眼群れる松の内游悦
せち料理妻の咎むる迷ひ箸茂睡

<武蔵弁慶 選>
凍空に光りて消ゆる星一つ 柏葉
廃校を懐に抱き山眠る柏葉
大山で房総臨み冬光る三甫
裾を縫ふ水なき川や山眠る如雨
せち料理妻の咎むる迷ひ箸茂睡

<大立目茂睡 選>
ひとときの落暉を抱き山眠る 玄舟
逆光と風はともがら枯尾花如雨
鏡には嘘なき齢老の春如雨
仄かなる光に倒る霜柱玄舟
裸木の公孫樹の空の真青なる柏葉

<奥山游悦 選>
おでん屋に客を追ひ込む襟の風 如雨
廃校を懐に抱き山眠る柏葉
蛸食うて多幸を祈るおでんかな茂睡
今朝は白夕べは紫紺山眠る貞風
裾を縫ふ痩せし川筋山眠る如雨

<白石玄舟 選>
おでん屋に客を追ひ込む襟の風 如雨
鏡には嘘なき齢老の春如雨
朴落ち葉風なき空にはらと散る柏葉
初明かり傘寿の胸の奥照らす游悦
せち料理妻の咎むる迷ひ箸茂睡

<三浦三甫 選>
八十路てふ老の入口屠蘇の酔 如雨
倒木をあまた抱きて山眠る游悦
凍て空に光りて消ゆる星一つ柏葉
初明かり傘寿の胸の奥照らす游悦
せち料理妻の咎むる迷ひ箸茂睡

< 鈴木蓮囲池 場外選
八十路てふ老の入口屠蘇の酔 如雨
鏡には嘘なき齢老の春 ―〃―
今朝は白夕べは紫紺山眠る 貞風
仲見世に碧眼群れる松の内 游悦
失意の途空しさ募るおでん旗貞風
轟音の軍機編隊眠る山―〃―
コンビニのおでんが誘ふコップ酒玄舟
ひとときの落暉を抱き山眠る―〃―
ここだけの話始まるおでん酒游悦
廃校を懐に抱き山眠る柏葉
凍て空に光りて消ゆる星一つ―〃―
朴落ち葉風なき空にはらと散る―〃―
山眠る両国界隈触れ太鼓三甫
日雇いの疲れを癒すおでんの香―〃―
初詣黄金に光る酒干せり茂睡
裾を縫ふ痩せし川筋山眠る如雨

< 近  詠 >
山眠る勝頼夫妻の自決跡蓮囲池
おでん提げ散歩帰りの吾はやもめ―〃―
梅綻ろぶ共通一次の孫は今―〃―



<高点句再掲>
6点 せち料理妻の咎むる迷ひ箸茂睡
3点 初明かり傘寿の胸の奥照らす 游悦
3点 倒木をあまた抱きて山眠る 游悦
3点 鏡には嘘なき齢老の春如雨
3点 廃校を懐に抱き山眠る柏葉
2点 おでん屋に客を追ひ込む襟の風 ☆☆如雨
2点 凍て空に光りて消ゆる星一つ 柏葉
2点 ここだけの話始まるおでん酒 游悦
2点 仲見世に碧眼群れる松の内 游悦
2点 裾を縫ふ痩せし川筋山眠る 如雨
    1 点 句 ‥‥12句(うち特選3)



印は互選で特選に選ばれた句です。(☆☆、☆☆☆は多重特選)
互選数に場外選は含みません。

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これまでの例会の開催日、兼題等は「開催記録」にまとめてあります。




    

<  会      員  >

谿 聲けいせい村上 幹也
 (主宰)
玄 舟
げんしゅう
白石 紀彦 三 甫さんぽ三浦 器允 如 雨じょう岩渕 上
貞 風ていふう松本 貞 柏 葉はくよう深谷 武 茂 睡もすい大立目 茂
弁 慶べんけい武蔵 好彦 游 悦ゆうえつ奥山 興悦  

<長 期 休 会 中>
越 庵えつあん平山 隆一 三鬼堂さんきどう合田 俊知 竹 風ちくふう加賀美 一
仲 安ちゅうあん中野 安弘 蓮囲池れんいち鈴木 練一  

(俳号50音順)

     
<物 故 会 員>
啓 窓けいそう高橋 啓悟'18年5月12日逝去 興 山こうざん伊東 興三'16年9月9日逝去
幸 風こうふう小林 幸司 '18年2月17日逝去 修 人しゅうじん小川 修 '12年3月逝去
竹 林ちくりん内山 武司 '16年8月11日逝去


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